私たちはこのプロジェクトに期待します。 Recommendations |
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林 雄二郎 社団法人日本フィランソロピー協会顧問
自動車が工業文明の生んだ最も偉大なものであったことはあらためて言うまでもないが、同時に環境の破壊、自己によるさまざまの悲劇も生み出したことも大きな問題である。そこで、この自動車そのものにも、そしてそれをめぐる道路やまちの姿にも、さまざまな仕掛けをして、環境を破壊することなく、また事故によるさまざまな悲劇もなくなるようにしようというのがこのプロジェクトの中に詰まっている。21世紀の象徴的なプログラムとして推奨したい。 |
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岡 並木 財団法人国際交通安全学会評議委員
ソフトカーは、専門家が使う道具ではない。普通の人に使ってもらう道具だ。技術論が先行しては、人々の心を捉えることは難しい。一人でも多くの人に、使ってみようという気持ちを起こして貰えるためには、人々の本音に耳をすまし、無意識の行動を観察することから一歩を踏み出し、そこから掴んだものを、システムとして組み立てていくプロセスが欠かせないと思う。理想論を言えば、そのプロセスで、たまたまソフトカーが浮かんでくる、という姿が、本来は望ましい。 |
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加藤 寛 千葉商科大学学長
21世紀は、これまでの科学を総合的に結集して、人間の生活を安定・安心・安全の理念のもとに創りあげていかなければなりません。ソフトカーは、それを解決するにふさわしいプロジェクトととして提起したものであり、この成果に期待します。 |
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三橋 規宏 環境ジャーナリスト
千葉商科大学政策情報学部教授
ソフトカーは21世紀の大地を走る車です。まだ地平のかなたから姿を見せていませんが、環境に配慮したコミュニティーカーです。乗る人、作る人だけではなく、歩くひとにも優しい、そんな願いを集めて、みんなのカラフルな知恵をもらって走ってほしい。 |
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エリックJ.ヘイッキラEricJ.Heikkila 南カルフォルニア大学政策・計画・開発学部準教授
アメリカ、とりわけカルフォルニアでは、自動車は「個人の自由を守る砦」というほとんど神話的なステイタスを持っています。小栗さんの”ソフトカー”のコンセプトは、このようなアメリカの神話的なコンセプトに非攻撃的(そして、ほとんど人を欺くような)”ソフトさ”で挑戦するものです。小栗さんの創造的な天賦の才は、一見シンプルに見えるアイディアを語りながら、相手にいきいきとした想像うぃかきたてるところにあります。 |